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自分で塗装するとき


簡単な塗装器具と加熱装置があれば思ったより簡単に自分で焼付塗装が可能です。
(後々は写真も掲載する予定です)


準備するもの

焼付塗料

ハケ又はエアブラシなどのスプレーガン

加熱装置(温度計 120〜180℃ぐらいは必要です)
 …家族のヒンシュクをかわなけば台所にあるオーブントースターでも可

多少汚れてもいい場所
 その辺に散らばった焼付塗料は硬化しません。乾いていると思ってその上に座った
りしたら一張羅がパーになります。

その他小物
 ウエス・シンナー・マスキングテープ・紙やすり(#240、600)





仕事の流れ

脱脂→塗装→焼付乾燥 と比較的単純です。

脱脂
塗装される品物をシンナーを含ませたウエスで丁寧に拭きます。これは品物の
表面に付着している油分(あなたの指の脂も含まれます)と埃を取り除くため。


研磨
紙やすり(#240)で塗装面を軽く研磨。(素材のザラツキがひどければ丁寧に)

塗装
前に磨いたカスを良く取り除いてから、ハケなら厚みのムラが出来るだけ無いよ
うに、スプレーガンでも出来るだけ均一に塗装する。(多少の塗装の凹凸は焼付
時になだらかになります) 決して一度に厚く塗らないように、焼付時厚い部分が
泡のように膨らみます。10分ぐらい自然乾燥(この間にゴミや猫の毛が付かない
要に注意)


焼付
自家製の乾燥炉?に塗装した品物を上手に設置してスイッチON!
問題はこれからで温度計を見ながら塗料の設定温度(先に調べておく)に達したらSW
OFF又は弱にして設定温度より10℃位下ったらSW・ON、設定温度より10℃位上が
ったらSW・OFFを20分間我慢して繰り返す…
そうするときれいに塗ったら綺麗に、それなりならそれなりに仕上がります。



アクリル、ウレタン樹脂塗料を使用すれば上記のままで実用上問題にならない
程度の密着力はありますが、メラミンやフッソでは強く密着はしません。上塗り
のまえにプライマー(焼付型)塗装が必要です。
 また、防錆力が必要な場合はそれなりのプライマーが必要になります。
金属を磨くときは紙やすり(#240)で十分ですが塗膜を磨くときは#400〜
600番の紙やすりがおすすめです。
注意点は、周りに燃えるものやシンナーを置かないことと、焼付温度は天ぷら
鍋の油の温度と同じ位になるので、決して20分間我慢したからといって素手
では取り出さないように・・後片付けや一服して、冷えてから取り出します